【島せんせ〜とディープな島体験】vol.1体験記

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いよいよ三原山に到着!三原山火口を見渡せる展望台に来ました。

見ての通り、ギリギリの視界です(笑)。伊豆大島は世界でも珍しい“サラサラの溶岩”で形成されており、単発の噴火でできたわけではなく、幾度もの噴火と浸食により今のカタチになっていることを学びました。今私たちが立っている大地の成り立ちを学ぶことで、歴史は過去のことだけではなく、今に続いていて、そして未来に繋がっていく感覚を得ました。

中田先生の切り口は斬新で、伊豆大島にまつわる『事件』から語ってくださいました。流石に元教員だけあって、たくさんの教具を持参して実際にモノを見せてくれながらでしたので、理解を深めやすかったです。

事件とは、未だに謎が残る『木星号日航機墜落事件』や、自殺で有名になってしまった『三原山事件』など。特に印象に残ったことが、伊豆大島が昭和21年に一度日本から切り離され、たった2ヶ月間でも幻の独立国を作った経験をもつこと。そしてその時の憲法がとても素晴らしい考え方であったこと。2ヶ月だけであったとしても、そのプロセスこそが非常に大切なものだったのだと察しました。

おっと小雨が。教え子との共演が微笑ましい。

眼下にのぞむ元町。この日は10月16日。2013年に伊豆大島で起こった土砂災害の日。多くの方が犠牲になった災害でした。なぜこの土地が滑りやすかったのか、悪条件が重なってしまった背景を学びました。そして、その復興のために中田先生も立ち上がり、民間から災害復興計画を策定した経緯を聞きました。先程の憲法の話もそうですが、住民の意志や想いを感じるストーリーがたくさん。

流石に先生。たくさんの資料を持ってきてくださいました。目で見て、体で感じて、文字で確認する。話がスムーズに身体に染み込んできました。

こんなように、島のディープな魅力を知る島せんせ〜と、2ヶ月に1度島を巡ります。住民じゃなくても参加できますので、ぜひご参加ください。

レポート担当:いと〜まん

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