【島せんせ〜とディープな島体験】vol.1体験記

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10月16日(土)、椿園に集合。雨が心配されましたが、幸いセーフ。誰の日頃の行いが良かったのかで議論が起こりました。

今日の“島せんせ〜”は中田 保先生。中田先生は本当に先生で、伊豆大島の小学校に教員として赴任。伊豆大島に魅せられて、島内の学校をぐるぐる回りながら勤務。その期間はなんと30年以上。教員を引退された後も島に残り、島の子どもたちを見守り続けてくれている方。

そんな中田先生は、クエストハウス運営メンバーのミヤも教え子。大人になってもこんなカタチで関わりがあるって素敵ですね。

今日のテーマはずばり『三原山』。伊豆大島を学ぶ上で欠かすことのできない存在。そんな三原山についてフィールドワークをしながら楽しく学んでいきます。

さぁ、三原山にレッツゴー!と思いきや、何やら紙を折り畳みカットしていく中田先生。参加者もよくわからないが見守る。そして紙を開いていくと、、、

『中田ーーーっ!!!』。声を揃えて喜ぶメンバー。なんていうクオリティの高い自己紹介アイスブレイク。このサービス精神こそが、中田先生が島民から親しまれ尊敬されている理由でしょう。ちなみに今できるバリエーションは「中田、田中、山田」とのこと。

そんなこんなしていると、椿園からお姉さんが焼きたて牛乳煎餅を持ってきてくれました。このお姉さん、実は中田先生の伊豆大島での初めての教え子さん。繋がってるな〜。

その流れで、牛乳煎餅の製造所も見学させていただけることに。どんどん牛乳煎餅が作られていきます。完全機械化と思いきや、焼き加減や分量などはかなりの調整が必要で職人技でした。スタッフさんの手のスピードがヤバかったです。

焼きたてをもらった中田先生は、まだ熱くて柔らかい牛乳煎餅を丸めはじめました。先生のお子さんによくこのカタチにして離乳食として食べさせていたのとのうんちくいただきました。確かに、保存料や添加物など一切入っていないとのことで、安心ですね!

余談が長くなりましたが、、、と見せかけて、すでにフィールドワークは始まっていて、伊豆大島を語る上で欠かせないのが、乳業。このポイントが参加者を美味しく学びに誘うスタートなのでした。

かつてホルスタイン島とも呼ばれ乳業が栄えたこの島。この牛乳煎餅が生まれた経緯は、「煎餅が流行っていたから」ではなく、保存が難しかった時代の、先人たちの努力と工夫のカタチなのだそう。素朴で暖かい味の中に、そんな物語が隠されていたのです。そう思うととても愛おしい味です。

色々な「バエ」なお土産物が開発されている時代。そんな時代の中で、単なる他地域のコピー製品で終わらないためには、その土地の物語(歴史)を大切にすることだと思います。こればかりは、誰にもコピーされない独自のものだから。その上で、新しい技術やアイデアをミックスしていきたいですね。

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